こんにちは。札幌市中央区円山でカウンセリング、トラウマケア、心理検査を行っている「心理カウンセリング さっぽろ羊の森」の森本です。
巷に流布しているネットでできる性格診断ではなく、全国的に標準化されたデータを参照して、自分自身のIQや弱み、強み、能力的特徴、神経発達症の観点からのアセスメント、性格面の特徴と困りごととの関係、そのソリューションなどを知ることができる心理検査。
心理職のいる医療機関でお受けになったことのある方は、私設心理相談機関で設定している価格が「高い」と思われるかもしれません。
医療機関で、知能検査(複雑なもの)、性格検査(きわめて複雑なもの)を実施したとしても、3割負担で数千円です。
当所の設定は、①お困りの聴取、場合によっては生育歴の聴取 ②お困りに対する見立てとソリューションを提供できそうな検査バッテリー(複数検査を組み合わせること)の構築 ③心理検査の実施 ④結果の処理・分析 ⑤報告書の作成 ⑥結果のフィードバック面接 これらがパックになったもので、
のコースを用意しております。
医療機関でも上記は提供可能で、良心的な医療機関はすべてカバーしております。ただし、医療機関における心理検査は治療の一環として医師が必要と判断した場合に、医師の指示があってオーダーされる、という構造があります。患者さんが自己理解のために実施してほしいと希望しても、必ずしも医師が同意してくれて検査の指示ができるとは限りません。というのも、病状によっては今心理検査を行わない方がよいと判断される場合があるためです。また、多くの場合、心理検査は医療機関側も実施、処理、分析、報告書の作成に多大な時間と労力を要することから、1か月に受けられる件数が限られます。心理検査、心理検査自体が時間を要し、分析と報告書の作成にはそれ以上の時間を有することから、他業務も兼務していることの多い医療機関の心理職が何十件も検査をとることは困難です。その場合は「今心理検査の枠がいっぱいなんだよね」等説明されて、何か月も待たなければならなかったり、より病状アセスメントの必要性のある方を優先する観点から「今安定しているのであれば必要ないのでは」と判断されることもあり得ます。
医療機関の心理検査に対する保険点数については、10割で考えてもそこにかける労力と時間を考えれば安すぎると個人的には思っています。実施だけでなく、処理、分析、報告書作成にかかる時間を時給に直すと、最低賃金を大きく下回るのは間違いありません。これは、ユーザーが考えることではなく、厚労省に考えていただきたい問題なのですが…。
また、医療機関では、最近こそ検査を実施した心理職が直接結果を説明することも増えましたが、基本はオーダーした医師をとおして結果を聞くことが多いと思います。いわば、検査内容に限って言えば伝言ゲームのようなことになるわけです。血液検査のようなものであれば、そこに齟齬はないと思いますが、心理検査のようにその人のパーソナリティや能力的特徴を描き出すものであれば、実施し解釈し報告書を書いた心理職から直接聞けた方が情報量としては豊かと考えられます。また、「あの時はどういう状態だったか」心理職が確認したり、「この数値の意味はこういうことだと思う」など患者さんが思い当たるエピソードを話したりなど、相互的に確認することもしやすいメリットがあります。
さて、ここからが私設心理相談の話になります。
精神科心療内科に通っておられるクライアントは、医師の指示書をいただきますが(実施しない方がよい病状や事情がないか確認するため)、基本的には「自己理解を深めたい」「客観的に自分をとらえたい」といった動機で受けていただいてまったく問題ありません。「MENSAに入れるかIQを知りたい」という方もおられました。検査内容について口外しないという守秘を守っていただける方であれば、そのような検査目的でも当所ではお受けしています。私設心理相談のメリットとして、医療機関よりも、少し広く検査目的をとることが可能です。また、医療機関よりも待ちが短いのは大きなメリットです。
そして、お困りや検査目的に合ったテストバッテリーを組みます。ここが、専門性が出るところでもあります。オーダースーツを仕立てる時に、生地を合わせていく、そんなイメージを持っていただけるといいかもしれません。各テストの守備範囲(スーツならば生地の特質)を充分に理解していないと、過不足のないテストバッテリーは組めない(ぴったりのスーツにならない)ものです。
さて、実施です。ここにも職人技が生きます。オーダースーツに喩えるなら、計測、型紙作成、裁断です。基本を押さえていれば、結果のばらつきは出ないようになっていますが、熟練者は必要なかんどころを押さえており、イレギュラーな可能性も予測しながら実施していくので、より負担の少ない形で必要な検査を実施できます。
処理、分析、報告書作成は、縫製にあたるところかもしれません。目に見えて技術が出ます。せっかく出た結果も、クライアントに伝わる形にしなければ、そしてある程度お困りごとや検査目的にかなうものにならなければ、宝のもちぐされになってしまいます。ここは、検査の実施よりも時間がかかる工程であり、成否を左右する要の部分です。専門職がある程度時間を要する作業をする時間、専門性をいかんなく発揮して成果物を作る時間です。相応の対価が発生します。
そして、報告書のお渡しと、結果説明のフィードバック面接です。結果説明とそれを受けての相互的なやりとりが、実りのある時間になることが多いです。検査者の推察、仮説を提示し、そこからクライアントの思い当たるところを話していただき、理解が深まります。何を重要な情報として汲み取り何を提示するか、はそれまでの技術と経験が出るところです。また、お持ち帰りいただく報告書の質も、わかりやすく本質を押さえていること、何かあれば医療機関や相談機関にも参照いただけるものであることを第一に考えており、好評をいただいているところです。お持ち帰りいただいた報告書は、確実に数年にわたって活躍可能ですし、多くの人が一生に一回も、標準化された個別の心理検査を受けないことを考えれば、成長記録のように、一生ものともいえるものです。
心理検査とその報告書、説明を受ける経験は、一生一度のあなただけのオーダースーツを仕立てるようなもの、そのようにお考えいただければ、と思っています。
もちろん、その機会は一生に二回三回とあってもかまいません。ただ、値段を考えて尻込みしている方には、一生一度の経験かもしれないことなので、より質の高い経験、そして解釈を持ち帰っていただきたい。そのように思っています。
心理カウンセリング さっぽろ羊の森 では、子どもから大人まで、経験豊かな女性臨床心理士・公認心理師が検査を実施し報告書を作成し結果のフィードバックを行っています。
