心理検査

WPPSI、WISC-Ⅴ、WAIS-Ⅳといった知能検査や各種スクリーニングテスト、 性格検査やロールシャッハテストなど行っています。

心理カウンセリングさっぽろ羊の森では、幼児~成人までの心理検査に力を入れております。

「医療機関にいくほどではないけれど、自分の知的水準や能力の凹凸、発達障害の傾向などを知りたい」

「児童精神科に予約したけれど、受診できるまでが長い。その間に、子どもの力を把握し、子どもに合ったかかわりを一緒に考えてほしい」

「自分自身の性格、認知や感情等の傾向を客観的なデータとして把握して、これからに活かしたい」

 このようなニーズを持った方に、ぜひとも活用していただきたいと考えています。

 当所で取り扱っている心理検査について以下にご紹介します。

知能検査(WAIS-Ⅳ、WISC-Ⅴ、WPPSIⅢ、改訂版鈴木ビネー)

WAIS-Ⅳ

WAIS-IV知能検査は、ウェクスラー成人知能検査(WAIS)の最新日本版です。
16歳0カ月〜90歳11カ月の青年および成人の知能を測定します。

1対1で、課題によっては検査用具を用いて実施します。15の下位検査からなる包括的な臨床検査であり、特定の認知領域の知的機能を表す4つの合成得点(VCI、PRI、WMI、PSI)と全般的な知能を表す合成得点(FSIQ)を算出します。全体の中での位置、知的能力の凹凸、ばらつきをみるのに向いています。神経発達症に関する特徴がみられる場合もありますが、あくまで知的機能に関する検査であり、本検査のみで神経発達症がわかるとはいえません。

WISC-V

WISC-V知能検査は、ウェクスラー児童用知能検査(WISC)の最新日本版です。
5歳0カ月〜16歳11カ月の子どもの知能を測定します。

1対1で、課題によっては検査用具を用いて実施します。補助検査を含めると16(通常、すべては実施せず必要な検査を実施することが多い)の下位検査からなる包括的な臨床検査であり、特定の認知領域の知的機能を表す5つの主要指標得点(VCI、VSI、FRI、WMI、PSI)と全般的な知能を表す合成得点(FSIQ)、子どもの認知能力やWISC-Vの成績について付加的な情報を提供する5つの補助指標得点(QRI、AWMI、NVI、GAI、CPI)を算出します。全体の中での位置、知的能力の凹凸、ばらつきをみるのに向いています。神経発達症に関する特徴がみられる場合もありますが、あくまで知的機能に関する検査であり、本検査のみで神経発達症がわかるとはいえません。

WPPSIⅢ

WPPSI-III知能検査は、ウェクスラー幼児用知能検査(WPPSI)の最新日本版です。
2歳6カ月〜7歳3カ月の幼児の知的能力を測定します。1対1で実施し、10の下位検査からなる(年齢によって実施する下位検査の組み合わせは異なります)包括的な臨床検査であり、2つの年齢幅に分けられています。2歳6カ月〜3歳11カ月では4つの合成得点(FSIQ、VCI、PRI、GLC)を、4歳0カ月〜7歳3カ月では5つの合成得点(FSIQ、VCI、PRI、PSI、GLC)を算出します。

全体の中での位置、知的能力の凹凸、ばらつきをみるのに向いています。神経発達症に関する特徴がみられる場合もありますが、あくまで知的機能に関する検査であり、本検査のみで神経発達症がわかるとはいえません。

改訂版鈴木ビネー知能検査

2007年に改訂された鈴木ビネー知能検査。初版の歴史は古く半世紀以上に渡って子どもたちの知的な能力の把握と、その後の教育的な働きかけの手掛かりを提供し続けてきた代表的な知能検査です。一般的な知的能力をみます。

精神年齢(いわゆる精神的な成熟度ではなく、知的な発達年齢を示す)及びIQが測定できます。低年齢から実施可。適用年齢は2歳~18歳11ヶ月

各種スクリーニング(うつ病・ASD・ADHD・適応行動)

うつ病・うつ状態

CES-D うつ病(抑うつ状態)自己評価尺度

CES-Dは、一般人におけるうつ病の発見を目的として、米国国立精神保健研究所(NIMH)により開発されました。有用性の高さから、世界中で普及しているうつ病の自己評価尺度です。適用年齢は15歳以降

BDI-Ⅱ ベック抑うつ質問票

BDI-Ⅱは、認知行動療法を提唱したアメリカの精神科医、アーロン・ T ・ベック博士によって考案されたもので、 抑うつの程度を客観的に測る自己評価表です。 自分自身の気分の傾向を数値として測定します。 自分自身を客観的に見つめることができ、うつ病判定のひとつとして利用できます。適用年齢は13歳~80歳

ASD(自閉スペクトラム症)

PARS-TR 親面接式自閉スペクトラム症評定尺度

自閉スペクトラム症(ASD)の発達・行動症状について主養育者に面接し、その存否と程度を評定する項目からなる検査です。

PARS-TR 得点から、対象児者の適応困難の背景に自閉スペクトラム症の特性が存在している可能性を把握することができます。適用年齢は3歳以降

AQ日本語版 自閉症スペクトラム指数

自閉症スペクトラム指数(AQ)は、個人の自閉症傾向を測定する目的で開発され、高機能自閉症やアスペルガー障害を含む自閉症スペクトラム障害のスクリーニングにも使用できます。研究・臨床の双方で国際的に広く利用されており、自閉症の新しい考え方に対応した検査です。

成人用と児童用があります成人用は自己評価、児童用は保護者などによる他者評価です。「社会的スキル」「注意の切り替え」「細部への関心」「コミュニケーション」「想像力」の5つの下位尺度を備えています。

成人用の適用年齢は16歳以上。

児童用は6歳以上15歳以下

CARS2日本語版(小児自閉症評定尺度 第2版)

自閉症スペクトラム症(ASD)の診断評価(※診断は医師しか行えませんので、当所では行っておりません)とその重症度が測定できる検査です。行動観察と保護者からの情報を総合して判断します

標準版と高機能版があります。

適用年齢は2歳以上

A-ASD(成人期ASD検査)

DSM-5に準拠した、大人の自閉症スペクトラム障害をスクリーニング(弁別)するための検査です。

女性では特性がマスキングされる場合が多いことを考慮した設問を含む女性版もあることが特徴です。

適用年齢は18歳以上

ADHD(注意欠如多動症)

Conners3

臨床的な構成概念を念頭に置いた6スケール【不注意】【多動性/衝動性】【学習の問題】【実行機能】【挑戦性/攻撃性】【友人/家族関係】のほか、 DSM-5の診断基準に基づく4スケール【ADHD不注意】【ADHD多動性-衝動性】【素行症(CD)】【反抗挑発症(ODD)】等をそなえた質問紙法の検査です。本人による評価だけではなく、他者の評価も可能です。当所では「保護者用」「本人用」の質問紙を準備しております。適用年齢は6~18歳(本人用は8~18歳)

ADHD-RS

不注意と多動性および衝動性に関する質問に回答することで、どのような特性が強く出ているのかを把握することができます。

適用年齢は5〜18歳で、主に小児に対して用いられる検査です。検査に回答するのは教師や親で、本人が自分で回答するわけではありません。検査内容は学校版と家庭版に分かれており、学校版では学校での様子をもとに教師が回答し、家庭版では家庭での様子をもとに親が回答します。

A-ADHD(成人期ADHD検査)

DSM-5に準拠した、大人のADHDをスクリーニング(弁別)するための検査です。

適用年齢は18歳以上。ADHDの主要な構成要素である三大症状(注意散漫、多動性、衝動性)に関連した20のチェック項目を選択、これらに加えADHDにみられやすい二次障害に関する9項目及び、自閉症スペクトラム障害(DSM-IV-TRにおけるアスペルガー障害)や学習障害などのADHDに併発しやすい神経発達障害に関する6項目を設定。

女性における現れ方を考慮した設問を含む女性版もあることが特徴です。

適応行動

VinelandⅡ 適応行動尺度

0歳〜92歳11カ月の適応行動(個人的、または社会的充足に必要な日常活動の能力)を評価する検査です。
検査者は対象者の様子をよく知っている回答者(保護者や介護者など)に半構造化面接を行います。個別支援計画の立案のほか、支援効果の評価など幅広い分野で活用することができます。

子どもの検査のイラスト

人格・性格検査(TEG-3、P-Fスタディ、ロールシャッハテスト等)

TEG‐3(東大式エゴグラム)

交流分析理論に基づいて東京大学医学部心療内科TEG研究会が開発した性格検査です。
5つの自我状態のバランスから、性格特性と行動パターンを把握します。 
自分の性格特性や行動パターンに気づき、自己理解を深めるきっかけとして利用できます。

適用年齢は16歳以上

P-Fスタディ(絵画欲求不満テスト)

まんが風の刺激図(自我阻がい場面・超自我阻がい場面)を利用し、欲求不満状況に対する反応のタイプから、その性格傾向を把握します。

適用年齢

児童用第Ⅲ版:小学生・中学生
青年用   :中学生・高校生・大学生
成人用第Ⅲ版:20歳以上の一般成人と大学生

ロールシャッハテスト

1921年スイスの精神科医ヘルマン・ロールシャッハ(H. Rorschach)により考案された投影法の代表的な検査です。我が国においても、たくさんの心理学者が研究し、その診断法や分析法について詳説されています。個人をより深いところまで理解するには最も有効な人格診断検査です。

適用年齢:幼児~高齢者